理学療法士学生による 国試まとめ

国試の大切な要点だけをまとめています

【神経の基礎】 神経伝導の特徴

活動電位の伝わり方は神経線維によって違います。

 

今回は伝導の特徴についてまとめていきます。

 

神経とはどういうものかについては

 

前々回の記事をご覧ください。

 

 

www.bonzin-study.com

 

 

 

 

 

国試で問われるところはそこまで多くはありません。

  • 伝導の三原則
  • 伝導速度が速くなる条件
  • 神経線維の分類

これだけ覚えておけば安心です!

 

 

 

伝導の三原則

①不減衰伝導

活動電位の興奮の大きさはどれだけ神経が長くても変わりません

 

②両側性伝導

活動電位が神経線維の途中で発生した場合、活動電位は両方向に伝導する。

 

③絶縁性伝導

活動電位は他の神経線維に移ったりしない

 

 

 

伝導速度が速くなる条件

  • 有髄線維
  • 神経線維の外径が大きい
  • 閾値が低い
  • 温度が高い

 

 

 

神経線維の分類

 ↓文字式分類

種類   役割 直径(μm) 伝導速度(m/sec)
A α 筋紡錘からの求心性情報 15 100
    骨格筋(錘外筋)支配    
  β 触、圧覚 8 50
  γ 筋紡錘(錘内筋)への遠心性情報 5 20
  δ 痛覚、温覚、冷覚 3 15
B   交感神経節前線維 <3 7
C   交感神経節後線維、痛覚 1 1
 

 

Aα:骨格筋(錘外筋)を支配

Aγ:錘内筋を支配

AδとC:痛覚

BとC:交感神経の節前か節後か

 

ほぼ全部ですが、ここらへんをめちゃくちゃ聞いてきます。

特にBとCは迷いがちなのでしっかりおさえておきましょう!

 

 

 

↓数字式分類(感覚神経のみの分類)

種類   役割 直径(μm) 伝導速度(m/sec)
a 筋紡錘からの求心性情報 13 75
  b 腱紡錘からの求心性情報    
  触、圧覚 9 55
  痛覚、温覚、冷覚 3 11
  痛覚、 1 1
 

 

補足 

Ⅰa:筋紡錘の一次終末(動的伸張を感知)

Ⅰb:腱紡錘(ゴルジ腱器官)で筋の伸張を感知

Ⅱ:筋紡錘の二次終末(静的伸張を感知)

 

 

 

 C無髄神経です。

 

 

 

 

 

今回は以上です。

ゴールデンウィークは毎日更新を目標にがんばります!

 

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 理学療法編はまだ値段も高くなっておらず在庫もまだあるみたいです。

僕が持っている国試対策本はこの2冊になっております。

 

今回国試の達人以外で参考にした書籍はこちら

 


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