理学療法士学生による 国試まとめ

国試の大切な要点だけをまとめています

心臓

今回は心臓の基礎をまとめていきたいと思います。

 

苦手な人が多いと思いますが、抑えるところを覚えておけばそこまで難しいところではないと思います。

 

 

 

心臓

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成人の心臓の重さは約250〜300g程度と覚えておきましょう。

心臓は左右二つの心室で成り立っています。

心室と心房が繋がるところにはがあり、

左房室には僧帽弁(二尖弁)、右房室には三尖弁

が存在します。弁は血液の逆流を防ぐ役割を持ちます。

 

 

 

からだの血液循環

 

心臓は全身へ血液を流すポンプのような役割を持ち、全身へ流れるスタート地点として左心室から大動脈へと流れ始めます。大動脈にも弁は存在します。

 

全身へ流れた血液は酸素を送ります。酸素の少なくなった血液は静脈で上大静脈か下大静脈から右心房に戻り肺動脈から肺へと流れ、肺から酸素を取り込み肺静脈から左心房へと戻します。その繰り返しで私たちの身体の血液は循環しています。

 

肺へと流れる動脈にも弁は存在し、大動脈弁、肺動脈弁ともに半月弁という形状の弁を持ちます。

 

大動脈弁と肺動脈弁には腱索(乳頭筋の先端)は無く、僧帽弁と三尖弁には腱索が存在します。

 

 

 

冠状動脈

 

冠動脈の分布のイラスト

 

冠状動脈は上行大動脈の基部から、左右に一本ずつ分岐し、右冠状動脈は後室間枝へと分岐し、左冠状動脈は回旋枝と前室間枝へと分岐します。心臓を栄養する血管です。

 

 

 

心膜

心膜には内層から、

心内膜→心筋→心膜下脂肪→臓側心膜→心膜腔→壁側心膜→線維性心膜(心嚢)

臓側心膜心膜腔壁側心膜はまとめて漿膜性心膜と呼ぶ。

 

 

 

刺激伝導系

刺激伝導系として、心筋が収縮するまでの刺激伝導には順番が存在します。

 

洞房結節→房室結節→ヒス束→左脚・右脚→プルキンエ線維

 

洞房結節は右心房に存在し、一定のペースを保って興奮することができるため、「ペースメーカー」とも呼ばれます。

 

 

 

 

 

基礎の基礎としてはこのくらい理解しておきましょう。

心電図心疾患などを理解するには最低でもこれくらいの知識は必要かと思います。

 

 

 現在使用している参考書はこちら↓

 


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