理学療法士学生による 国試まとめ

国試の大切な要点だけをまとめています

【神経の基礎】 基礎の中で出題範囲最多の神経!

僕が現在国試勉強で使っている教材

 

「神経」の範囲まで進みました。

 

一番範囲が広かったのです。

 

他の項目では数ページなのに対し、

 

神経は数十ページもありました。

 

正直やる気が持っていかれそうでしたが

 

やります。

 

今回は

  • 神経の名称
  • 運動単位について

をまとめていきます

 

 

 

 

神経(ニューロン)の名称

イラスト

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下手くそで申し訳ございません。 

自分で笑ってしまいました。

 

 

樹状突起で発生した活動電位が軸索を通って神経終末まで伝導し、

神経終末から神経伝達物質を出す。

ザックリ説明するとこんな感じです。

 

 

髄鞘

髄鞘は電気的絶縁物質です。

活動電位は髄鞘が覆われている部分は通らず飛び越えていきます。(跳躍伝導

中枢神経系では希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)が、

抹消神経系ではシュワン細胞が形成する。

 

ランビエ絞輪

ランビエ絞輪は髄鞘と髄鞘の間のことです。

活動電位は髄鞘に覆われていないランビエ絞輪を伝って伝導されます。(跳躍伝導

 

 

 

神経膠細胞(グリア細胞)

神経の支持組織である細胞が神経膠細胞といいます。

 

 

希突起膠細胞(オリゴデンドロサイト)

中枢神経系の髄鞘を形成する。

 

星状膠細胞(アストロサイト)

中枢神経系に存在するグリア細胞。

神経細胞に栄養を与えたりします。

 

小膠細胞(ミクログリア)

中枢神経系に存在する、中胚葉由来のグリア細胞。

食作用がある。

 

 

 

 

運動単位

2005~2019年の間に運動単位についての問題はたくさん出ています。

運動単位について誤っているもの、正しいものはどれか

というような問題です。

 

 

運動単位とは

 運動単位とは、

運動単位(うんどうたんい、英:motor unit)とは1つのα運動ニューロンとその運動ニューロンが神経支配する全ての筋線維のこと。個々の筋線維は1個の運動ニューロンに支配されるが、個々の運動ニューロンは複数の筋線維を神経支配する。運動ニューロンとそれにより神経支配される筋線維の数は筋の機能により異なり、大腿四頭筋のような大型の筋では1個の運動ニューロンにより神経支配される筋線維は数百本になるが、眼球の位置づけを制御するような筋では1個の運動ニューロンに神経支配される筋線維は10本に満たない場合もある。

 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

簡単にいうと、一つの運動神経とそれに支配される全ての筋線維の1セットのことです。

前角細胞→α運動ニューロン→筋線維

これら全てが運動単位に含まれるものになります。

 

一つの運動単位で一つの筋肉が支配されるわけではありません。

多数の運動単位で一つの筋肉が支配されています。

 

 

 

一つの神経が支配する筋線維の数=神経支配比 といいます。

大きい筋肉には神経支配比が大きく

小さい筋肉には神経支配比が小さいという表現になります。

 

また、神経支配比が大きいと大きい力を出しやすく

小さいと繊細な動きをしやすくなるという特徴があります。

 

 

 

 

 

今回は以上になります。

これからしばらく神経についてまとめることになりそうです。

 

僕が勉強に使用している教材はこちらになります。